アイドルマスター シンデレラガールズ 第13話「It's about time to become Cinderella girls!」

ついにアイドルフェス当日。美波はリーダーとして張り切ってメンバーに声をかけていきますが、その緊張と疲労がたまり、よもやのダウン。ちょっとくらいの熱なら無理にでも、と言いたいところでしょうが、38.7度ではプロデューサーの判断も致し方なしですねえ。同列に並べるのはおこがましいですが、僕も旅行の前とかになると熱を出すタイプなので分かるような。


自身だけのことならともかく、アーニャにまで迷惑をかけてしまってはと悔やむ美波。しかし、ここで蘭子が名乗りを上げて、ラブライカの代役を見事に務めるのでした。前回の3人組がこういう風につながってくるとは。いつもと違って、普通の言葉遣いで話す彼女の姿に、その真摯さを感じられました。


これで上手くいくかと思いきや、今度は天候の試練が。屋外だけに雨には弱いのですね。再開はできるものの、お客さんは戻りきっていないと。なるほど、ここでニュージェネレーションズのデビュー時の話とシンクロさせてくるわけですか。作りが上手いなあ。デビューの時とは違い、お客さんが少ない中でも最高のステージを見せてくれた彼女たち。作中でも言われているように、笑顔が本当に魅力的でした。ちゃんとセリフだけじゃなく、作画でも表現できているのが素晴らしい。


続いて各ユニットの出番も終わり、いよいよ全員揃っての新曲。美波も復帰しました。せいぜい数時間しか経ってないので、ちとご都合的な感もありましたが、ここまで来て彼女が参加しないなんて考えられませんからね。ご都合バンザイです。曲は「GOIN'!!!」。普通にOPとは違う新曲でした。失礼しました。でも楽しくて良い曲でしたね。


そして夜の帳が下りて。心地よい疲れの中、ファンレターに目を通すアイドルたち。


「プロデューサー、ありがとう。アイドル、やめなくて良かった!」


振り返ってみれば、今作の、少なくともこの前半1クールの主役は未央だったのかもしれませんねえ。一見メインヒロインっぽい卯月はさほど活躍してませんし、良くも悪くも印象に残り、成長を見せたのは未央だったように思います。


いやあ、良い最終回でした。最初「分割」と聞いた時は「なんでだ」と思いましたが、こうしてみると、全キャラの話もやれたし、これで本当に最終回でも問題ないほど。むしろ2クール目をどうするんだというレベルですが、3ヶ月後をまた楽しみにいたしますよ。