アイドルマスター シンデレラガールズ 第7話「I wonder where I find the light I shine...」

さて、7話です。とにかく前回があれだったものですから、再生するのにも覚悟がいりましたよ。


自宅に引きこもってしまった未央、心配しつつも何もできない卯月、プロデューサーの弱気に疑問を感じる凛。予想通りに痛々しい姿になっていくニュージェネレーションズ。一方でちょっと予想外だったのは、彼女たち以上に悩み苦しむプロデューサーの姿が描かれたことでした。未央の家を訪ねるも、拒絶されてやむなく帰る。それ自体は仕方ないとも言えますが(無理やり入るわけにもいきませんし)、そこへ向かう態度というか、意欲が欠けていて、弱気だった感は否めません。これが凛の不信にもなった、「臆病さ」だったのでしょうね。その背景は部長からちらっと語られましたが、詳細はちょっと不明。まあ、あとはご想像でということで、これ以上は語られないかもしれません。


さて、そんな重苦しい状況に光を差した射したのはやっぱり卯月でした。風邪を引いて寝込んでしまっても、笑顔と友達思いとアイドルへの思いは忘れない。良い子ですなあ。元来の性格ももちろんですが、養成所で長い間レッスンしてきた熱意と根性は他の2人とはレベルが違うのでしょう。


プロデューサーはあらためて未央のもとに向かい、ステージの成功を伝えます。そこから先の、未央と凛の再挑戦への決意は、やや上手く行きすぎな感はあったものの、やっぱりホッとする展開ではありました。欲を言えば未央はラブライカの2人にも、特に謝ってもらいたかったですけどね。それは別に行っていたと思うことにしましょう。


前回の引きからしてハードルが高くなる回でしたが、さすがに力が入ってました。あえて期待以上とまでは言いませんが、上手く収まってよかったなと。ただ、せっかくステージに来ていた未央の友達からの言葉とかがあるかなと思ってたんですが、全然ありませんでした。ちと残念。それと結局前回のステージで、卯月と凛は未央同様の「お客が少ない」という感想を抱いていたのかどうか、良くわからないままでしたね。個人的には、未央同様の思いは2人にも多少はあった、と見ているのですが。


最後に、今回の演出。これでもかというほどに暗い部屋&雨雨でしたね。いや、やりたいことは分かるんです。ベタですが、暗い気分に合わせてどんよりとします。……が、電気くらい普通につけましょうよ。あんだけ暗い部屋で話しているのは不自然ですって。むしろ空も青空快晴な中でこのお話を組み立てるくらいのことをしてくれたら、ある意味斬新であると思うのですけどね。やっぱり難しいですか……。