リトルバスターズ!〜Refrain〜 第8話「最強の証明」

真人の回。しかしこうしてみると、鈴ルートまではときおり不思議なことがありつつも、一応はまっとうな世界の中で論理的な展開をしていたものが、いよいよ現実味を失い始め、ほつれ始めたという印象を受けますね。揺らぐ世界というか。


突如凶暴化して、周囲の生徒を襲い始めた真人。彼を止めるべく奮闘する理樹と鈴。その中で理樹はかつて恭介が果たした役割を受け継ぎ、鈴も明るさと強さを取り戻していきます。最後に理樹の渾身の一撃が真人を正気に戻し、真人は理樹を認め、彼についていくことを誓うのでした。理樹もさることながら、回想で流れた真人と恭介との出会いと友情が一番感動的だったり。やっぱり恭介の魅力は別格です。


ただ、友人があそこまで暴走して明らかにおかしいのに、罠を考えるときの理樹たちはちょっとのんきにはしゃぎ過ぎじゃないかという気がしないでもありません。音楽も明るいですしね。まあ、変なこともバカバカしい勢いで通してしまうのが真人の回らしい、と言えなくもないですか。


そういえば今回、ヒロインはいよいよ鈴だけでした。男キャラが全面に出るこのあたりの展開はこの手の作品では異色ですが、ここがあってこそリトルバスターズ!という感がいたしますよ。