リトルバスターズ！〜Refrain〜 第13話「リトルバスターズ」

大団円。

原作プレイ時にもあった「あれだけ別れを盛り上げておいて、あっさり全員助かっちゃうのはどうなの？」という感覚はアニメでも残るところではありましたが、それでも、理樹や鈴が頑張って生徒たちを救出していく様子は、予想以上にしっかりと描かれてましたので、良しとしましょう。まあ、これで全滅エンドとかになってもそれはそれで楽しくないですしね。他のバスに乗っていた佳奈多の様子とか救助隊とかの描写も欲しいところでしたが、それらを入れると散漫になるという判断だったのかなと思います。

最後はやっぱり恭介が指揮を取っての幕。これを、結局理樹じゃなくて恭介かい、と見ることも出来ますが、適材適所ということを考えれば、なにも無理に理樹が京介の代わりをしなくても良い、とも言えましょう。ただ、恭介が戻ってくるシーンがちょっと突然に過ぎて、もう少し説明がほしいところでした。あれじゃ幽霊が出てきた、それこそ幻想世界かと疑えちゃいそうです。

ともあれ、全３クールお疲れ様でした。原作が出てからアニメまでに相当時間がかかって、どうなることかと思いましたが、原作愛の十分に込められた良いアニメ化だったと思います。シリーズ構成の島田満さんの名前は覚えましたよ。これが京アニだったらどうだったろうかな、と未だに少し考えてしまいますが、少なくとも、構成・展開においてこれ以上は難しかったのではないかと思いますね（作画においては若干向上の余地があったかもですが）。