STEINS;GATE 第4話「空理彷徨のランデヴー」

レトロPC、IBN5100を入手するまでのエピソード。前回までと違って緊迫感あふれる引きはなかったものの、じわじわと伏線を積み重ねる段階と言えますかね。各キャラの掛け合いが楽しい回でもありました。


ただ……。


どうも初回からずっと感じているのですが、いまいちテンポが悪い気がします。テンポと言うより「間の取り方がしっくり来ない」と言ったほうが近いでしょうか。たとえば今回で言うと、紅莉栖が「私は、父と同じ失敗は繰り返さない!」から「ごめん、感情的になった」につながるところ、ちょっと切り替えが早過ぎたのではないでしょうか。紅莉栖の気持ちが落ち着くためにも、もう一呼吸待って欲しかったところです。


また、フェイリスとカードバトルしてあっさり負けるところも、確かに「はやっ」な場面であることは分かるのですが、もう一瞬、タメが欲しかった。まあ、このあたりの感覚は人それぞれでしょうけど……。ついでに言うと、この場面、いきなり岡部のそばにダルがいるのもいささか説明不足な感でした。そりゃダルのことですからフェイリス杯に来ていてもおかしくない、むしろ当然ではあるのですが、まゆりと同様、事前に岡部を見つけて声をかけとくぐらいしとけば、より自然だったかなと。物語の展開も作画も悪くないだけに、もっと演出面でキレがあればと、惜しい気持ちなのですよ。


それにしても、まゆりのスターダストシェイクハンドは、目が日光にやられそうで怖いことです……。それはまあ、太陽も星のうちではありますが。