STEINS;GATE 第5話「電荷衝突のランデヴー」

入手したIBN5100を早速使って、SERNのハッキングを進めていくメンバー。その中で、鈴羽の紅莉栖に対する感情とか、紅莉栖の明晰さと、抱えた心の傷模様ですとか、うまく挟み込まれてました。


「……ダル、助手はなんで泣いているのだ?」
「今本人が全部説明したわけだが」


このやりとりが楽しい。岡部のにぶさもさることながら、ハッキングしつつきっちり聞いてて解説してくれるダルも良いです。


そんな岡部ですが、SERNの陰謀がいよいよ明らかになった際には、紅莉栖に対する気遣いもしていました。この辺が、彼が根本的には優しい人物であることを示してもいますね。それに対してきっちり、「そりゃどうも、でも帰らないわよ」と居座る紅莉栖もまたかっこ良い。こういう勇敢さと科学者魂が彼女を魅力的なヒロインにしていると思います。


最後は岡部のマッドサイエンティストらしい高笑い。いよいよラボの目的が明確になり、物語が加速していきます。原作プレイ済みでもワクワク。ただ、毎回のように書いていますが、なんとなく演出に地味感が。あらためて振り返ってみると、音楽が目立たないですね。かかったとしても静かで気づかないほど。そういう狙いなのかもしれませんが、ちょっと物足りないです。