英國戀物語エマ 第12話「スズラン」

主軸はもちろんエマとウィリアムとの別れのシーンで、これも実に良かったと思うのですが、むしろ印象に残ったのはエマとケリーの邂逅回想シーン。当初は意外と適当に引き取った様子ながら、しだいに絆が深まっていく様子は感動的であり、これまで何気なく見てきた二人の姿が、こうした積み重ねの上に成り立っていたのかとあらためて思い起こされました。


「お世話に、なりました」


の言葉にはエマならずとも万感の思いです。
あと、19世紀の英国観光アニメとして、今回は駅の描写が興味深かったですね。駅前に馬車がどやどや集まっていたり、子供が汽車の絵を描いていたり、列車のドアを駅員が手で閉めていたり(当たり前と言えば当たり前ですが、こちらは色々当たり前でない21世紀ですからねえ……)。
それにしてもこのお話、次回でどうまとめられるのでしょうか……(*コメントでのご指摘により、初めて今回が最終回だと知りました。お話の決着がいまいちついてなさそうだったので、気づかなかったです(汗))。