Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 第4話「戦意の在処」

冒頭でいきなりイリヤの再登場、それに加えてセラリズの出番もあるではないですか。彼女たちはイリヤに尽くすメイドではありますが、結構厳しく意見もするのですな。と言っても厳しいのはセラだけですが。もっとも、バーサーカーの力に絶対の自信を持つイリヤは軽くあしらうのでありました。バーサーカーの宝具が3日で1つ回復なんて、そんな設定ありましたっけ。いよいよ反則だなあ……。なお、本編世界なので当然のように頭スッポリのメイド服装備。プリヤで私服の彼女たちを見た時は、ずいぶんと印象が変わったものです。


それにしても、アインツベルンさん、聖杯が数百年だか千年だかの悲願だというのなら、彼女たち3人だけじゃなくて、もっと人員送り込みましょうよ。城にお金かけてるのは分かりますが、サポート要員を数十人か百人以上用意すれば良いのにと思ってしまいます。まあ、サーヴァントの戦いに一般人は無力という考えなのかもしれませんが、そこで魔術にこだわってしまうあたりが良くも悪くも名門家系といいますか。前回思い切って切嗣を呼んで失敗したのがトラウマになってしまったのかなあ。


さて、話は冬木に戻って士郎の目覚めから。前回を見返しても、結局士郎がどの場面でケガをしたのかさっぱりわからない不思議。血を吐いていたのに今回見ると背中が切られていた謎。これはBDで修正されたりするのでしょうか? 凛は、今度会ったら殺す的なことをここでも最後でも言っていますが、到底実行できるとは思えないのが彼女の良いところでもあり、凛的には心の贅肉がたっぷりという話。セイバーが凛に任せて士郎の元を離れていたのも、「今は攻撃されない」というよほどの信頼があってのことなんでしょう、多分。これでは士郎以外のマスターでも殺すことができるのかと思ってしまいますが、考えてみれば前回イリヤを殺そうとしてましたか。やっぱり魔術師は怖い怖い。


藤ねえに呼ばれてセイバーとともへ学校へ。学校中を見て回るセイバーの様子がかなりはしゃいでいるようで、ZEROからの流れで考えると意外なほどです。やっぱり前マスターとの違いにテンションが上がっているということなのかな。いや、元々別作品だといえばそれまでなんですけどね。


「だって衛宮、笑わないでしょ」


美綴の言葉は、本人は軽く言ったようであっても、深く重いです。ここもオリジナルシーンのようで(ゲームの記憶が薄れているので区別がついてません)、良い改変をするなあと感心。


さて、次回はキャスターとの邂逅でしょうか。聞くところによるとスタッフ自信作らしいので、一層楽しみです。