終わりのセラフ 第16話「月鬼のゴウレイ」

さて、こちらも今さらかげんではありますが、もちろん見てます、終わセラ2クール目。その名も「名古屋決戦編」と。ふむ、こうしてタイトルにでかでかと「名古屋」が入るのは相当珍しい気がしますよ。タイトルに入る都市名といえばたいてい東京ですしねえ。ある意味画期的。誰が呼んだか「尾張のセラフ」とは上手いものです。


前回まで事前準備をしていましたが、ようやく名古屋へ向かって出発した今回。帝鬼軍はまずは海老名に集結したのでした。……よく考えると、海老名がどこだかよく知りません。検索検索っと。ふむ、思ったより東京に近いですね、もうちょっと静岡寄りなイメージでしたが。まだ名古屋は遠いです。


優を置いてけぼりにするおふざけで遅刻をしてしまったシノア達。シノアはいつものヘラっとした冗談で切り抜けようとしますが、さすがに軍務中に通ずるものではなく、グレンに厳しく叱られてしまうのでした。その後の、教練と顔見せも兼ねたバトルシーンも良かったのですが、やはり今回は「シノアが落ち込んだ」というところが一番の見どころであったように思われます。


登場当初から彼女は基本的にいつも飄々として、余裕があって、チームのムードメーカーでした。ただそんなシノアも、別に万能のヒロインというわけではなくて、ペースを崩されると年頃の少女らしい弱さや落ち込みもみせるのだなあと、そうしたキャラの深みを感じさせられるわけですよ。もともと姉が天才ゆえのコンプレックスを引きずっているところもありますしね(それでも、あの性格自体は地だと思いますが)。


小説版も読んだので、グレンチームのやり取りにも心和みます。今後も期待大(あ、でもOPは前期のほうが良かったなあ。クルル様のくるくるがなくなったのは痛い)。