咲-saki- 阿知賀編 episode of side-A 第11話「決意」

いよいよもって園城寺怜が主役化してますねえ。これまで以上に描写たっぷり、回想たっぷり。加えて、前回は「2巡読み」で引き、今回は「3巡読み」で引きと来ました。ワンパターンではありますが、これを主人公的特権と言わずしてなんと言いましょうや? かっこ良いなあ。


次にスポットが当たったのは「すばら」な人でした(名前覚えてない)。エースだから先鋒、なのではなく、とりあえず相手エースのやられ役としての抜擢。それでも、その役割に誇りを持ち、あの手この手でチャンピオンの攻勢を切り抜けようと奮闘します。こちらもかっこ良い。


そして、直接的な心理描写やセリフはほぼ全く無いものの、終始場を支配する、宮永照の迫力。これまたかっこ良い。


……ということで、今回も一番目立たなかったのは涙目なだけの玄さんでした。いやまあ、別に彼女は悪いことしたわけでもないですし、相手が悪くて可哀想ではあるのですが、一応主人公(?)側として、これほどやられっぱなしで地味というのは、そうそうあるものではありません。しょげこんでいる姿も可愛いといえば可愛いのですが、このままでは溜め込んだドラも泣くというものです。果たして彼女の見せ場は来るのか?


さて、時々差し込まれる清澄の面々。和が現場に向かっているのは、やっぱり阿知賀女子の出場を今更知ったからなのですかね。咲は姉の戦いを見ていてもいいじゃないか、と思いましたが、過去の圧倒的な記憶があるためか、見たくないようで。こちらの再会も楽しみです。