WHITE ALBUM2 第7話「最高の、最後の日」

心が震えるエピソードでした。3人の最高の日。初回冒頭でも描かれたステージでの輝きから、余韻と気だるさが残るなかでの、春希とかずさ、そして春希と雪菜の距離。


「止めようよ。夢が、覚めちゃうよ。今日の私はずっと夢を見続けていたい」


雪菜からのキスシーン。彼女が思い描いていた理想とはちょっと方向性が逆だったようですが、それでも、ステージに立つこと以上の勇気を振り絞ったんだろうなと思うと可愛らしくてならないです。「計画」という言葉だけ聞くとなんだか全部計算済みみたいなイメージになってしまいますが、多分そんな大それたものではないです。漠然とした少女の夢、というか妄想に近いものだったんでしょう。その積もった想いを、ステージの成功の一気呵成の勢いに乗せて素直にぶつけてしまえるのが雪菜の強さであり、かずさに足りない部分なのだろうなあ、とあらためて思います。


時間が前後しますが、肝心のライブシーンも、最高とまでは言わないにしろ、十分に力の入った出来栄えでした。3人の緊張感と喜び、観客の熱狂が伝わりましたね(もっと動きがあればなお良しでしたけど)。雪菜の名セリフである「例の投票もよろしくお願いします」が無かったのは遺憾でしたが、全体的に雪菜好きとしては堪えられない回でありましたよ。多分次回も大丈夫だと思うので、期待しております。