人類は衰退しました 第6話「妖精さんの、おさとがえり」

いやもう、今作が変な作品であることは十分分かっていたつもりですが、こうしてアニメ版を見ていると、「やっぱり変な話だった」とあらためて認識してしまいます。


古代都市迷宮で迷子になるあたりまではまだ普通なのですが、スライムと戦ったり犬型機械と戦ったり、オヤゲが猫になって妖精さん+スライムのオーム貝とくんずほぐれつだったり、もはや説明不能の領域に。


そして何よりの衝撃は、ピオンとオヤゲが実は外宇宙探査船であるところのパイオニアボイジャーだったという事実でしょう。こんなの誰も予想できませんって。だいたい、いつの間に人形になっているのか。自力で変身したんでしょうか。いやま、そんなところはどうでも良いといえばどうでも良いのですけど。このすっ飛んだ発想には脱帽です。


人類の都合で冷たい宇宙に送り出された2人の寂しさ。その思いを聞いた「わたし」は、彼女らを救うべく、発電装置を破壊するのでした。クールな印象のある「わたし」にしては珍しい行動のようでもありますけどね。マイクロ波によって妖精さんの元気がなくなるのをふせぐ、という意味合いもあったのでしょう。


前回の流れからは予想もできない、せつなめの良いお話だったのでした。出来ればもう1話使えるとなお良かったかもですね。