坂道のアポロン 第10話「イン・ア・センチメンタル・ムード」

律子の編んだ手袋を受け入れながらも、彼女の気持ちに疑問を抱く薫。千太郎に対する劣等感から、ついつい自虐的になってしまいますが、熱に浮かされたのがプラスに出たのか、あらためて彼女への気持ちを告白するのでした。


一方、千太郎も百合香のことを吹っ切り、薫の助けで追試も乗り切りました。


そして季節は一気に夏。このすっ飛ばし方には驚きますが、物語のテンポに無理は感じないので、尺の中でできるだけ緩急をつけて調整しているのでしょうね。半年たっても全然進展していない薫と律子にはちょっと笑いましたが、いよいよ今年も文化祭。前年は正式参加ではなかったので、今年こそ本格的な参加でジャズを聞かせようと意気込む二人でしたが……。


1クールの中で様々な問題を着実に乗り越えてきた今作ですが、ここに来て千太郎の家族問題が最後の壁となりますか。しかし、このまま千太郎が逃げ出して終わるはずがない! 次回、ラストの力の入ったジャズ演奏を大いに期待しております。