坂道のアポロン 第5話「バードランドの子守唄」

前回の流れからは淳一と百合香の仲が接近するかとも思われましたが、そこまでの急展開はなく、むしろ傷心の薫が、母を訪ねて東京行きという意外な方向性となりました。そこにひょっこりと千太郎が割り込んでくるのが楽しい。


「大事にしろよ、恋愛と違って友情ってのは一生ものだからな」


淳一は行方不明ながらも、気の良い学生に泊めてもらい、一夜を過ごす彼ら。まさに、一緒に馬鹿をやれる薫と千太郎は良いですね。恋愛模様よりも、二人のやり取りのほうがよほど爽やかで楽しく感じられます。1


そして母親との再会。……全然写真と違うような気がしますが。それに、性格も普通に愛情ある母親じゃないですか。最初は東京行きを渋っていた薫でしたが、温かく、気持ちの吹っ切れる再会となったようです。まあこういう時は怖がらずに進んだほうが良い結果が出たりするものす。弱気になりがちな薫の背中を、常に力強く押し、時には気も利かせる千太郎。やりますねえ。

薫が再び地下室に顔を出すようにもなり、まずは良かった良かった。