坂道のアポロン 第11話「レフト・アローン」

実は今回が最終回かと思ってました。てっきりノイタミナ恒例の全11話かと。ただまあ、11話だと短すぎてお話がまとまらないことも多いので、1話分とはいえ、長く見られるのは良かったかと。


さて今回、夜明け前に逃げ出そうとした千太郎の前に立ちはだかったのは薫。なんと、様子がおかしいから見張っていたのだと。いやあ、すごい友情といいますか、普通はそこまでしませんって。しかし、千太郎の父親が帰ってみれば、意外にもまともそうな人で、千太郎にもおみやげをくれるのでした。お酒をやめたというのは本当だったのか……。これは薫の言うとおり、臆病にならなかったのが幸いしたということですね。


こうした一つの問題も解決。文化祭では律子が歌うことも決定し、華やかな演奏を見せてくれるかと思われたのですが……。


ここでまさかの交通事故とは。怪我をしたのが千太郎ではなく幸子だったというのも意外性がありましたが、それだけに千太郎も深く傷つけてしまったようです。そしてこんどこそ行方不明に。薫は律子の前では楽観的に語りますが、千太郎がロザリオを置いていったことから、もう彼が戻ってこないと予感するのでした。


うむむ、この展開は予想外。いくら怪我をさせてしまったからと言え、なにも友情もドラムも捨てて家を出ていくことはないのではないかと思いますが、今まで積もり積もっていたものがあったということなのですかねえ。これで次回はどういうことになるやら。なにはともあれ、もう一度彼らのセッションを観たい聴きたい。それに尽きます。