STEINS;GATE 第7話「断層のダイバージェンス」

Dメール実験も起動に乗り、いよいよ過去を変えようと動き出す岡部。タイムパラドックスの心配をする紅莉栖は消極的ですが、彼女も内心は興味津々であるため、押し切ります。題材は宝くじ。この辺の分かりやすい選択が、本作と岡部に親近感をもたらしてくれます。それも一等2億円じゃなくて、三等70万円にするところが小市民的。


そして送信! その瞬間、世界は切り替わる……。


記憶のないラボメンたち、覚えのない自分の行動。なぜ自分だけが過去の記憶を保持しているのか。予想以上の事態に岡部は困惑し、実験中止を告げるのでした。ここで岡部と紅莉栖二人が残った、薄暗い部屋の様子が印象的でしたね。薄暗いと言っても決して陰鬱なわけではなく、どことなく穏やかさも感じさせる時間。岡部自身はこの自体に不安もあるのですが、まゆりにかける声には、いつも以上の優しさがにじんでいました。紅莉栖もそんな岡部と二人きりでいられるあたり(ある程度距離はとってましたが)、だいぶん信頼関係が出てきたなあ、と感慨深いです。


Dメールが本格稼働し、いよいよ物語が大きく動きだしてきました。次回以降のさらなる加速を期待です。