うたわれるもの 第18話「解放軍」

今回もカルラさん大活躍。途中から出てくるにしては、色々と扱いの良いキャラではあります。


捨てたはずの故郷の苦難に、身をかけ正装でハクオロに頼み込むカルラ。その後のハクオロは襲われ危ないところでしたが、ここはエルルゥのおかげで助かりましたね。後ろ向きに階段を下りていくエルルゥの「間」が絶妙でした。


とりあえず協力までは同意したものの、そこはハクオロも一国の皇、軍を動かすまでのリスクはとれず、偵察と、まあ武器供与くらいはしたんでしょうが、最小行動にとどめます。抑制が効いた当然の反応ではありましたが、それで引っ込まないのもカルラというキャラ。ハクオロを簀巻きにしてお持ちだし。……これ絶対犯罪的だと思うのですが。ウルトリィやエルルゥ、ユズハらまで「旅行」ということでついてくる話になるのはまるで前回のコメディ調が残っているかのようで、楽しいですが無理を感じないでもありません。戦力だけならカルラ本人に加え、トウカとウルトを引っ張っていくくらいで十分のような気もしますしね。


「旅の傭兵団」として叛乱軍に合流しようとするハクオロ達ですが、ここでも老臣に対するカルラの言葉がかっこよい。また、これまでデタラメな強さとして見せられてきたカルラの力がギリヤギナ族固有のものであることが明かされ、さらに一族がその力ゆえにおごり、苦境に陥ったことが語られます。この辺の設定の仕方がうまいよなあ、と思いますね。あとは、ウルトリィの飛翔と術法がさりげなく初登場でした。こちらも一瞬ながらかっこよかったです。