うたわれるもの 第11話「永遠の約束」

*原作バレなしでお送りしております。というか、この辺すっかり忘れているのでバレようが無いかも(汗)



さようなら、ヤマユラの村と人々……。その炎上はクロウの視察により語られるだけで具体的描写はされませんでしたが、それで良かったと思われます。せめて惨いところは見ないですみますし……。ヤマユラはクッチャ・ケッチャ(すごい国名だなあ)がわざわざ狙うような村とも思えませんので、たまたま進入路に当たってしまったということなのでしょうか。辺境の地ということなので、国境を越えればクッチャ・ケッチャということなのかもしれません。あるいはその方面からの攻撃が、一番防御が弱いということか。そう考えるとハクオロ達の蜂起が上手くいったことの説明もつくなあ……。


玉座の間からあっという間に空になり、テオロを看取る人が誰もいなかったというのは不自然な気もしますが、思うにあれは会議室みたいなもので、用事が終われば人の残らないところなのでしょう。テオロの果たした約束というのはクッチャ・ケッチャの侵攻をハクオロに伝えることでしょうか。タイトルの「永遠」とはちょっとそぐいませんが、これは他にも意味を込めているのかもしれません。弔い合戦にはやるオボロを、押しとどめるハクオロ。普段が冷静な人だけに、怒りをあらわにすると空気が震えるようです。印象的なシーンでした。


使者も殺され、ついにトゥスクル軍は出兵。皇自らはもちろん、主だった武将と兵はみんなして出張っているようで、防備が心配になりますが、もともと攻撃防御に避けるほどの兵力は無いのかもしれません。今回もあっさり皇都まで攻め込まれてましたし……。弱小国の悲哀です。ここでトウカが初登場。例によって声もほとんどイメージどおりで、今後の活躍が楽しみです。「ラクシャイン」というのはやっぱりシャクシャインから来たのかな?



ところで今回、同盟の調印書「紙」でしたね。さすがに重要事項で貴重品を使ったことが伺えます(あ、でも地図でも使ってたか)。この辺がこの作品の芸が細かいところかと。