京アニKanon 6

Kanon 6 [DVD]

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適当に見進めている京アニKanonです。いよいよ第6巻、栞編でした。僕にとってKanonは美少女ゲーム遍歴の原点ですし、栞は好きなキャラですから感慨深いところ。懐かしいなあ……。


原作以上に雪国情緒を感じさせ、光のコントラストも美しい圧倒的なビジュアル。一本道に沿うよう多少アレンジされながらも、自然で見事なストーリー展開。さすが京アニ……と、言いたいところではあるんですが、不思議なことに何か物足りなさが残ってしまいました。原作で感じたもの悲しさ、切なさ、世界の神秘的な奥深さ。そういった雰囲気にあと一歩迫れていないような感が。


もちろん、原作から10年近く経った、視聴者にとっての時の流れもあるでしょう。クリックして進めるゲームと、受動的に見るアニメの性質の違いもあるのかもしれません。でも、京アニKEY作品の中で、今作がAIRCLANNADほど話題になってない(気がする)のは、そうしたもう一歩感があるのかもしれないなあ、と思ったりもしました。


あと、あれだけ雪がじゃんじゃん降る中、薄着で元気に動いている栞を見ると、原作以上に「とても病気には見えない」と感じちゃいますね。まあ、この辺はしょうがないんですけど。


百花屋での誕生日パーティは、原作のエピソードをふくらませていて幸せなシーンでした。祐一、そして北川も、いい男ですよねえ。