空を見上げる少女の瞳に映る世界 第6話「信じること」

グンタールの戦艦により、とうとう地上世界にも影響が。結構大災害で、今度は蜃気楼では片付かないと思いますが、とにかくピンチ。前回はユメミ視点が最後描かれなかったので分からなかったのですが、ユメミにはそれが見えていたんでしょうね。彼女は自分が世界を救わねば、と決意も強くムントの元に向かうのでした。


前回はいやがっていたのに、今回は妙にやる気満々なユメミです。どうやら、前回が成功体験としてインプットされている模様。それに、ムントに対する好感度の高さ。1年半の間に彼に対する愛情が妄想気味にがはぐくまれていったのでしょうか。多感なお年頃ではありますしね。


「私が世界を救う」とか、普通に聞くと誇大妄想の人なのですが、それを大まじめに語ってしまうユメミ、そして今作そのものが、どこかずれている感じもいたします。


ともかく、いよいよ天上界に向かったユメミ。もっとも、前回ラストでスズメが言ったように「3人で一緒」とはならず。なんだかせっかくのスズメやイチコの言葉も空回りで寂しい感ではありました。


もう6話になりましたが、未だに作品の核というか、主題がつかめない感覚があります。カズヤとスズメの川越えエピソードなんて、今後絡んでくることがあるのか疑わしいですし。ただ、ユメミが天上界に移ったので、次回あたりで道筋は見えてくるかも?


なんだかんだいっても、今回はムントの仲間達に歓迎されてほほを染めたユメミが可愛らしすぎであり、それだけでお釣りがくるってものでした。もう本作はユメミ萌えで見ていると言っても過言ではありませんですよ。