CLANNAD 第15話「困った問題」

おや、この次から次へとめまぐるしく移り変わる展開は、久しく忘れていた序盤共通ルートの雰囲気ではないですか。風子・ことみストーリーを終えて、次なる展開に向けての整理といった感じでしたね。アバンの少女に芽衣も加えて、ヒロインと言えるキャラが総登場のにぎやかな回(いやまあ、早苗さんは出ていませんが……)。ことみが普通にいたのも嬉しかったですね。てっきり留学しちゃうものかと思ってましたよ。各キャラ夏服も新鮮でした。


さてストーリー。「名前を貸すことにしたよ」って、3ヶ月(推定)もたってようやくその結論ですか、と突っ込みたくはなりますが、まあ春原や杏たちにしても、渚と付き合う時間が増えて、応援したくなった、ということなんでしょう。しかしここで仁科合唱部とのバッティングが判明。ことみシナリオで仁科さんも出ているだけに、うまくキャラがつながりますね。


そしてここでの春原が熱かった。


「そんな奴のいうことを聞くな! そんな風に人の同情を誘うような奴は、卑怯者だっ!!」


内容の良し悪しはともあれ、全身全霊のこもった叫び。杉坂のほうも本気で頼んでいるだけに、胸に迫るシーンでした。


春原はシリアスでもギャグ面でもここ数回出番が少なかった反動のように大活躍。やっぱりクラナドに欠かせないキャラであることを実証してくれましたよ。朋也、渚との「三角関係」のやり取りが楽しい。渚もいつもの通り可愛いですしねえ。


さて次回は芽衣ちゃんストーリーでしょうか。田村ゆかりさんですか。相変わらず声のイメージを外さないなあ、と感心いたしております。