うたわれるもの 第9話「禁忌」

*基本的に原作バレなしでお送りしております。


相変わらずとても面白く、密度の濃いうたわれです。今期のアニメはかなり豊作だと思うんですが、その中でも間違いなく一番楽しみにしてる作品ですね。


今回はいきなり大国「シケリペチム」(うう、覚えにくい)が強圧的な外交を仕掛けてきます。しかも、ハクオロ側は一応従うようなそぶりをしているのに、問答無用で兵を繰り出してきました。公式ページによると兵力は6000。全軍割いてはいないでしょうから、3分の1として15000〜20000くらいが総兵力かな。「10倍」というセリフを考えると、トゥスクルの兵力は2000前後と推測されます。う〜ん、これは厳しい。


小さな城を放棄し、大きな城で防衛線をしくハクオロ達。城の名前は覚えるのをあきらめました(笑)。ここの攻城戦はなかなか燃えましたね。ベナウィたちを信頼し「3日だけ死守しろ」というハクオロも、いつになく目つきが本気だった(今まで手を抜いていたことが良く分かります)ベナウィもクロウもかっこよい。結果的には3日と言わず半日くらいで決着がついたわけですが、この辺はハクオロも余裕を見積もっていたと言うことでしょう。炎の中、自ら出陣していた敵王ニウェとの邂逅。……この時代、王は自ら前線に出るものだったりするんでしょうか? インカラとは役者が違う悪役ぶりに今後も期待です。


また今回はエルルゥとアルルゥの描写も見所でした。特にエルルゥ。どんどんと置いていかれるようでさびしい様子。ユズハの前で見せた悲しげな表情から、どこまでもハクオロについていこうとする決意まで。「家族じゃないですか」というのは本心の一部にしても、実はエルルゥ家族というくくりは使いたくないんだろうなあ、などとも思わせてくれます。深いなあ。


唯一気にかかったのは地理と言うか、どの方向でどういうレベルで戦っているのかいまいち分かりにくかったことですかね。地図が欲しいかも。次回はカルラ登場の様子。もうここら辺ゲーム内容すっかり忘れているので、新鮮な気持ちで見られます。