うたわれるもの 第17話「幼き皇」

今回も面白かったですね。戦闘回も良いですが、アニメうたわれの真価はこういった平和な回でこそ発揮されているような気がします。キャラが皆生き生きしていて、魅力的に動いてますよ。


メインはクンネカムン皇、クーヤとの邂逅。ゲームやってから大分時間がたっているので、「そういえばこんな感じのキャラだったっけなあ」と新鮮に感じられました。覆面を取ったその顔はどこかセイバー似のような。同じ王様ですしね。


「好色王と聞いたぞ?」


ってのが良いです。……ただ、「オンヴィタイカヤン」とか「ヌグィソムカミ」とか独特の単語が説明抜きってのは大変。特にアニメから見ている人はきついでしょう(ニュアンスは伝わるかもしれませんが……)。せめて公式サイトに用語集でもあればなあ、と思います。


今回はコメディ要素が前面に出ていたのが特徴的でした。二日酔いのオボロに対するエルルゥの怪しげな調合と、「オボロ、飲め」「オレに死ねと言うのか?」「人はそう簡単には死なん」と目で会話は傑作。今回のハクオロさんは儀式の最中寝ていたことが明かされたり、ベナウィに書類を代行してもらってたりとなかなかくだけたところを見せてますが、これも彼がリラックスし、配下を信頼しているからこそなのでしょう。……にしても、ドリグラのあれはサービスシーン、なんでしょうかね?(汗)


ガチャタラも登場で、ぽ〜としているトウカと、それを面白そうに眺めているカルラが興味深かったです。カルラとトウカってまだ直接の会話が無かったですよね。まあシケリペチムに行く途中で多少しゃべったのだろうとは思いますが。ガチャタラが逃げ出してアルユズの元へ。いつもながらアルルゥの「お〜っ」という声は絶品です。懐柔しようというオボロに対して、「オボロ蜂の巣持ってない」は笑えました。無邪気に言っているだけに威力がありましたね。


作画も良好で、文句無く楽しかったです。毎回ありがたいことです。