FORTUNE ARTERIAL -赤い約束- 第9話「眷属」

そこそこの出来なのに、今季アニメの中ではあまり話題にならずに埋もれている感のあるFAです。まあ、あくまでそこそこであって、良作というには弱いからかもしれませんが。でも、終盤に向けて面白くはなってきてますね。


血を吸うのではなく、与えることで眷属とすることができるというお話。寿命と運動能力は吸血鬼同等になり、命令には絶対服従ですか。吸血鬼にとっては大変便利そうと思ってしまいますが、瑛里華は眷属作りを拒んでいるようです。出来れば、瑛里華がなぜ「人間」という立場にそこまで憧れ、同化しようとするのか、そこのところを深めて描いてもらいたい気もするのですが、尺的に足りなさそうな予感。


桐葉が探していたマスターは瑛里華たちの母親で、なんだか桐葉が怒って引っ叩いたと思ったら命令されてダウン。あれ、何をしたかったのか良く分からないような……。


瑛里華の「お食事」シーンは初めてですかね。輸血パックとは言え、血を飲んでる姿はやっぱり結構不気味なものがあります。特に、何パックも飲み干している姿は、確かに人間じゃないなあ、と思わせてくれるシーンでした。そう言えば月姫の秋葉もチューチューとパックを吸ってましたが、どういう入手経路なのだか。屍鬼の皆さんもそれで何とかなりませんかねえ。


あんなに「秘密に」と言っていた割に、陽菜やかなでにまで吸血鬼のことが知られたり、それについて伊織が特に何も言っていなかったりするのが疑問ですが、多少は目をつむりつつ、次回も楽しみです。