FORTUNE ARTERIAL -赤い約束- 第11話「訣別」

クライマックスだけあって物語も盛り上がり、普通に面白いFAです。とにかく孝平の血が欲しくてたまらない瑛里華。非常に苦しそうであり、しかも我慢しても治る見込みがない。桐葉から見たら「やせ我慢」以外の何者でもないし、兄の伊織も、早いところ孝平を眷属にすべきだ、と瑛里華のためを思って言っているのは間違いないんでしょう。早くから孝平に吸血鬼のことを明かしたのは、その世界に引き込むためだったんですね。


そんな中、驚いたのが白の覚悟。尊敬している先輩のためとはいえ、自ら眷属になっても良いなんて、優しく強いことです。まさかここで見せ場があるとは。あと、伊織の命令を聞いている征一郎が実は眷属だったのかどうか、気になっちゃいますね。千堂家と東儀家の兄妹同士で眷属というのもある意味自然な形なのかも知れず、ひょっとしたらそんなルートもありえたのかもしれない、と思えます。


いよいよ限界の瑛里華は学院を去ります。おそらく屋敷に戻るのでしょうが、それで衝動が収まるものでもないでしょうし、根本的解決にはならなさそう。さて、このお話、どう収まるんでしょうか。瑛里華が眷属を作らずにすむ道があればベストなのでしょうが、現状では孝平を眷族にしちゃうしかないようにも見えますね。