「ダークナイト」
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: Blu-ray
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ネットで非常に高い評価を見て、鑑賞。「バットマン」という作品自体をまともに見るのは初めてでしたが、これほどシリアスだったとは。予想以上に重い一作でありました。まさに「Dark Knight」のタイトルどおりです。なお、当初「Dark Night」だと思っていたのはお約束。
孤高のヒーロー、バットマン。彼が、市当局の公式見解では「逮捕されるべき無法者」だという設定にまず驚きましたし、バットマンがスーパーマンのような超能力者ではなく、あくまで科学と資金による戦いをしているというのも知りませんでした。特典映像でも解説がありましたが、映画で使用されたバットスーツは、本当にそのままバットマンが使えそうなリアリティ。この情熱と、お金のかけ方がすごいです。
さて、物語の方ですが、上述のように重いこと。そしてそれを成り立たせる悪役・ジョーカーが苛立たしいほどの存在感があります。しかし、ただ重いだけでなく希望も残されていて、船のシーンには感動、というか、ほっとしました。
シナリオだけでなく、映像美も含めて、評判どおりの力作でした。アメコミヒーロー物からここまでの作品を生み出すとは、ハリウッド恐るべしです。こういう作品をハイビジョンで見られると、「ブルーレイ機買っておいて良かったなあ」と思いますですよ。