「機動戦士ガンダムF91」

ガンダムの中で、まったく未見の作品でした。監督・脚本が富野さんで、全体的に富野節が強く感じられる、まさにガンダムという雰囲気だったかと。


戦火の中での、友人、家族の別れや再会。キャラが多く、一人一人の描写は少なくても、それぞれの人間性がにじみ出てくる演出の強さと言いますか、どこかアクの濃いところが、実はなかなか他のアニメにはできないところであると思います。


ストーリーの方は、ほとんど未完といった様子で評価しにくいのですが、それでも一応ハッピーエンドで後味はよいです。Wikipediaによる解説を読むと、元はTV版1クール目に予定していた話を劇場版としたとのこと。それを承知して観ましたが、それでも違和感を覚えてしまうほどのすごい詰め込みぶりではありました。なんだかZガンダムの劇場版を思い出しましたよ。


ブルーレイ版ではありますが、画質の方はそこそこという感じですかね。昔の映画なためか、そんなに高精細という印象はありませんが、ボケ無く、きっちりと見えるという感じでした。