宇宙をかける少女 第17話「友達の輪」

停滞気味だった序盤、割と順風満帆だった中盤を経て、今作もいよいよ終盤。ここでぐっと加速と行きたかったところなのですが、今回はちょっと進展薄かった気がするです。減速ではなく、次回以降への溜めだと思いたいところ。


ともあれ、一番に言及すべきは、桜のかぶっていた帽子が実は異星人だったという展開でしょうかね。今まで、勝手に動くあの帽子の「腕」を変に感じるときもありましたが、アニメ的表現なのかとなんとなく見過ごしてしまっておりました。まさに盲点を突かれた感じで、上手いといえば上手いです。……ただ、いきなり異星人というのは世界観的にどうなのか、と疑問に感じないでもありません。これまで、一応人類文明の、地球近辺で話が進んでいただけにねえ。


ナミが暴れてますけど、ネルヴァルの底意がまだ見えないので、彼をどの程度「敵」と見なして良いのか分からないですね。そこがハッキリすれば、この作品のテーマも明確になってくると思うんですが。