「吸血殲鬼ヴェドゴニア」
吸血殲鬼ヴェドゴニア―WHITE NIGHT (角川スニーカー文庫)
- 作者: 虚淵玄,種子島貴,山田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/01
- メディア: 文庫
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吸血殲鬼ヴェドゴニア―MOON TEARS (角川スニーカー文庫)
- 作者: 虚淵玄,種子島貴,山田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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ファントムがテレビアニメ化するから、というわけでもありませんが、ニトロプラスの第2作、「吸血殲鬼ヴェドゴニア」のノベライズ版を読みました。原作は未プレイで、知っていることは「吸血大殲」にキャラが出ていたなあ、くらい。
しかし、なかなか原作の評価も高いだけあって、面白かったですよ。突然吸血鬼・リァノーンに襲われ、体が変質していく主人公。吸血鬼ハンターのモーラ達と協力し、リァノーンを滅ぼして、元の身体を取り戻そうとしますが、リァノーン−彼女は悲しい歴史を背負っていた……。
とにかく、リァノーンの魅力が第一なお話であるとも言えます。2,000歳以上なのに純真。それでいてボケキャラというわけでなく、しっかりとした風格と知性と優しさがあり、これでは、惣太が憎めないどころか情を移してしまうわけです。
文庫本上下2巻では、当然原作から色々はしょられている部分もあるのでしょうが、特にそういうことは感じさせず(あえていえば、もうちょっとモーラ分がほしかったですが)、最後も余韻の残る締めかたでした。うんうん。気が早すぎますが、ファントムが好評だったらこっちもやりません?>アニメ化担当の方。ちょっと血が流れすぎるのが難かもしれませんが。