レ・ミゼラブル 少女コゼット 第34話「象の中の子供たち」

行く当てのない兄弟を「象の家」に呼んだガヴローシュ。優しく面倒見が良い、頼れる兄貴分になっていますが(手を重ねるなんてそうそう積極的にできるもんじゃありませんよ)、反面で当たり前のように人から物を奪うような生活になってしまってもいます。「お金が無いから仕方ない」とも言えますが、今の彼の状態を「たくましい」と褒めるべきか、「堕落した」と嘆くべきかは難しいところ。一概に決められないのがレ・ミゼラブルの深さでしょうか。


そしてこちらもイメージを一新し、いまやヒロイン的存在感のあるエポニーヌ。コゼットがちょっとキャラ的につまらなくなってしまった(間違いなく良い子なんですけどね)のに反比例するように、エポニーヌが目立つ目立つ。コゼットとエポニーヌ、そしてガヴローシュの再会シーンが楽しみです。