レ・ミゼラブル 少女コゼット 第36話「病める都・パリ」 第37話「マリウスの誤算」

さて、ちょっと忙しくてなかなか見られなかった2話分一気に行きます。脱獄したけどさえないテナルディエと、なんだか改心モードのおかみさんとアゼルマ。アゼルマは短いシーンながら輝きを見せてましたね。パリでたくましく生きるガヴローシュたち。コゼットをつれて引っ越そうと考えるジャンバルジャン。それを聞いて衝撃を受けたマリウスは、祖父に頼むが結婚を許してもらえない、と。あとエポニーヌは日雇いの仕事でもしているのでしょうか。野宿でも食べてはいるようです。


こうしてみると、進んでいるようで進んでいないような停滞感が無きにしもあらず。ですがパリには革命前夜的なにおいが濃厚に漂っていますので、これから一気に動乱となるのでしょうか。あと1クールちょっとくらいですが、みものです。とりあえずコゼットとエポニーヌの会話はまだかなあ。


今回も今回とて、コゼットが目立たないというか、時代上の制約か、どうしてもジャンの言うことを聞くだけの存在になってしまっているのが惜しいです。マリウスとの事を告げて引越しに反対するというわけには行かないのでしょうかねえ。まあ、マリウスもマリウスで、コゼットの許可の前に祖父に許可をもらいに行くというのも順番的にどうかという気もいたします。あの祖父もあそこまで言動と心理が一致しないというのが悲しい。流行のツンデレってやつですか。


とにかく、頑張れコゼット、主役らしく!


ところで、ジャンが「パリから遠すぎず、追っ手の来ないところ」と考えて、近郊の都市かなと思ってたらいきなりイギリスときたのには意表をつかれました。ううむ、日本人にはなかなか感得しにくい英仏の距離感よ。