レ・ミゼラブル 少女コゼット 第22話「それぞれの旅立ち」

コゼットが修道院から旅立つとき。フォーシュルヴァンとの、そして友人達との別れに泣けます。


「落ちたリンゴじゃないけど最後だから」


まさかリンゴがこんな伏線になってこようとは、感動でした。


シスターになった友人もいましたが、コゼット本人はやはりそちらの道は考えていなかった様子。戸惑いながらも町に出ること自体は受け入れてましたね。なし崩し的に修道院に入った部分もありましたが、そのあたりは漠然と認識していたのでしょう。


さて一方、キャラクターの年齢上昇に合わせて物語も社会的になってきました。マリウスは家を飛び出してみたものの、生活費に一苦労。物を売るエピソードはファンティーヌを思い出してしまって辛いですよ。やはりレ・ミゼラブルは貧しさに焦点があてられる話なのだなあ。


そして実の親に置いていかれたガヴローシュ。まったくひどいです。でもガヴローシュにとってはむしろあの親と別れたのは幸いなのかも。10歳ちょっとで一人パリを目指すというのはすごいです。