レ・ミゼラブル 少女コゼット 第12話「ひとりぼっちのコゼット」

今回も痛ましいとともに見どころが十分な回でありました。


理不尽に追われるマドレーヌ市長、いや、もうジャン・ヴァルジャンでしょうか。彼がかつての恩を忘れなかった一人の男のために救われるというのが感動的です。


そしてまた、ガヴローシュともシュシュとも別れてしまい、一人になってしまったコゼットの寂しさと辛さ。これまでいびられながらも精神的にはかなり強固だったコゼットですが、自分で「大丈夫」とか「怖くない」とか言い出すようになるのは、相当追い詰められている証拠なのでしょう。暗く寒い夜の森。アニメだからまだ明るく描かれていますが、現実だったら僕でも行きたくないです。それだけに、ジャン・ヴァルジャンがすっと差し出した手が頼もしく、暖かいことでした。……しかし、なんでジャンはあんな森の中にいたんでしょうか? 謎です。


いよいよ次回、ジャンがコゼットを救い出すエピソードとなってくれるのでしょう。予告で少し流れた、人形を抱えたコゼットの姿が素晴らしいです。