魔法少女リリカルなのは 第3話「街は危険がいっぱいなの!?」

なのはのモチベーション補強の回。自分が見逃したジュエルシードのために町に被害が出てしまい、これまでの「お手伝い」から「自分がやる」に、なのはの立ち位置が変わるというエピソードでした。前回まで、魔法少女をやる理由が「なのはの善意」というだけでは弱いかなと思っていましたが、なるほど、こういう流れで来ましたか。客観的に見ればユーノの言うことがもっともで、なのはには別段責任まではないように思えますが、目の前で色々崩れ去った町並みを見れば、なかなかそうも割り切れないのでしょう。そんな状況を示すべく、帰り道でも壊れた道路や塀などがはっきりと描かれていましたね。実際これは大損害で、建物のみならずけが人も出てしまったはずです。このあたりの描写は、似たような状況だったカードキャプターさくらのアーシーの回ではうやむやにされていただけに、興味深い対照でした。
絵的には遠距離魔法がとてもかっこよかったですね。魔法初心者であるなのはが何を根拠にあそこまで自信を持って使えるのか、ご都合主義といえばそうなんですが。今回も安定して楽しめるできでした。
ただ一言加えますと、以前も書いたのですが変身シーンが素っ裸に近いのがどうしても少し引いてしまいます。うがった見方かもしれませんが、そこだけ妙にこびてるような感を受けてしまうんですよね。基本の出来が良いのだから普通でよいのに……。魔法少女の変身シーンは何よりの燃え&萌えポイントですから、ちょっともったいないです。