西武光成、大谷に並んだ自己最速152キロ(日刊スポーツ)

いよいよキャンプも佳境、だんだん紅白戦や練習試合といった、試合形式が増えてきましたが、この時期に楽しみなのは、新戦力や若手の成長具合です。昨日は西武のドラ1・高橋光成が盛り上げてくれました。この時期に高卒ルーキーが152キロとは。たしか松坂ですら、シーズン始まるまでは150キロ出なかったんじゃないでしょうか? 


自他ともにライバルと認めるのは安楽。「最速157キロ」を誇る豪腕安楽に対して、高橋はバランス型というのが従来の評判でしたが、あにはからんや、高橋のボールもすごいじゃないですか。もちろんスピードが全てでないとは言っても、行く先が楽しみです。


思い起こせば昨年のドラフトで、西武は「今年は高橋しかいない」とまで言って、ドラフト1位を事前公表したのでした。その時は「安楽も有原も故障の不安があるから、それを差し引いて『高橋しかいない』という評価なのかな」と思ったものでしたが、実はひょっとして、「仮に安楽や有原が完調でも高橋のほうが上」という評価だったのでしょうか。真意は分かりませんが、そう思わせるだけのデビューでした。


あとは慌てずに。田辺監督も「大事に」と言っているので大丈夫だと思いますが、高卒ルーキー投手をいきなり使いつめるとろくなことがありません。じっくり頼みます。