SHIROBAKO 第18話「俺をはめやがったな!」

今回も25分があっという間でした。毎回面白くて終わるのが惜しい。


さて、まずは第1話のアフレコ風景から。初回ということで特にスタッフからの挨拶もありました。木下監督と葛城プロデューサーはともかく、ナベPからはあおいの指名が。冗談交じりであっても「エース」と読んでいるところを見ると、あおいを高く評価して、経験を積ませようという考えが分かります(単に面倒だったから、じゃないですよねえ……)。あおい、評価されてますよ。すごいですね。ま、ここまで見てきた視聴者にも、彼女の優秀なのは分かりますから納得です。


ありあ役の新人・鈴木京子さんの声優は金元寿子さんでした。こちらは作中と違って新人さんではないですし、名前も伊藤鈴鹿さんのようなもじりでもないですね。やはり、戸惑う新人役をうまく演じるには、それなりのキャリアのある人を、ということでしょうか。と言っても、金元さんもそれほどベテランというわけではないですが。


ついつい硬い演技になってしまって居残り収録の京子。なるほど、声優さんが集まってアフレコしても、後で別収録ということがあるのですねえ。ふむふむ。ここでまたナベPがあおいを放り込んだのも、同年代(多分)の女性同士で気持ちがほぐれればという狙いがあったのでしょう。ただ、気持ちの変え方ということで言えば、そこは音響監督の本職でした。ちょっとしたアドバイスで自然な演技ができるように。う〜ん、素晴らしい。あおいも感動でした。ずかちゃんにもこんな日が来ると良いのですが、逆に、京ここでこういうシーンをやられてしまうと、もう無さそうに見えてきて怖い。


次には美術を頼みに行く大倉さんです。焼鳥屋で酔っ払っているところを強引に商談に持ち込むあおいさんがほんとエース。まあ、こういうプライベートの、しかも酔っ払っている時に仕事の話というのはどうなんだという気もしますし、実際忘れられてましたが、なにはともあれ受けてもらえることになりました。一体彼とムサニ社長の過去に何があったのか……。巨匠の背景が見られる時が実際楽しみです。


それにしても、大倉さんのモデルは小倉さんと聞きますが、こんな出演の仕方でも許可してくれるとは懐が深いことですね。というか、この作品、実在の人物がモデルと思わしき人がたくさん出てきますが、……許可、取ってるんですよね?


さあ、これでなんとか順調に進むか、というところでいよいよ氷山が! スタジオタイタニックから、レイアウトまでは順調に出てきたと思いきや、ポーズが違う、服が違う、挙句の果てにキャラが違うとは。いや……他はまだ理解できますが、キャラが違ったらダメでしょう。監督の絵が下手なのがここの伏線だったとは……。さすがの木下監督もきっちりと怒るのでした。「敵機だ」に4秒とか。演出さんというのはそういうところを作っていくものかあ。


降り積もる難題、必死にさばいていこうとするあおいですが、表情にも声にも余裕はなくなっていきます。頼みのミムジー&ロロでストレス整理しようにも妙案はなく、いよいよ「万策尽き」……しかしその時に!


矢野さん、そろそろ帰ってきてくれるとは思ってました。。でも、こんなに重要な場面で、こんなにかっこ良く帰ってきてくれるとは。もう、素晴らしいとしか言いようがない展開の熱さです。次回、矢野先輩の久々の活躍に期待大ですね。


ところで、今回は脚本が横手さんでも吉田さんでもなく、浦畑達彦さんでした。最期まで2人で行くのかと思っていたので意外。「咲」でいつも名前見ていた気がしますよ。