3位浮上!

埼玉西武ライオンズ 5-4 福岡ソフトバンクホークス


季節替わりで慌ただしく、ついつい更新をサボっていたらとっくに10月になってしまってました。いけないいけない。ブログがフェードアウトしてしまう人の気持ちがわからないでもなかったですよ。


しかししかし、昨今のライオンズの戦いぶりを見ていれば、そんなことは言っていられません。優勝こそ楽天に譲りましたが、まだまだAクラスを目指して熱い試合が続いています。というか、ここのところ本当に接戦続きの長時間試合続きで見ている方も疲れてほどで、選手たちはそれ以上に疲れていることでしょうが、それでも全力でプレーをしていることが伝わってきます。この季節にこんな試合を見られることにまず感謝。


そして、もう無理かと思われたAクラスが、とうとう手に掴めるところまでやって来ました。宿敵にして相性の悪いホークスとの連戦を見事に勝ちきり、今日の段階で3位浮上です。素晴らしい。


打線では、ここに来て、ようやく帰ってきた片岡、中村、坂田が打線を分厚くしてくれました。この3人がいない日々は辛かったなあ。逆に言えば、彼らがいれば勝てるんですから、今年の苦戦は単純な戦力不足以外の何物でもなかったと思うところです。言っても詮無いことですが、もし彼らが最初から揃っていれば、決して楽天にも負けなかったであろうと。ま、そのへんは来年に期待でありますが。今日の中村の決勝ホームランはさすがの弾道で、惚れ惚れしました。


投手陣ではルーキー高橋の好投が光ります。地味なドラ4社会人左腕と思っていたら、思った以上に速球に威力があるタイプでした。スピードガンの辛い西武ドームで145キロ超を連発というのは、Kスタあたりなら150超えるでしょう。そんな数字の誤差はともかくとしても、投げているボール自体の勢いがすごい。抽象的ですが「強い球」という表現がぴったりくる注目株ですよ。来年以降も順調に伸びてほしいところ。


加えて、なんといっても涌井です。正直言って「もう駄目か」と思っていた涌井が、まさかの、ここに来ての復活を遂げてくれました。一応去年も抑えとして30セーブを上げましたが、基本的にはアップアップで何とか抑えるという様子でした。しかし今の涌井は違います。150キロのストレートが唸りを上げて、空振りを取る姿は、まさに沢村賞投手。良かった、まだライオンズ涌井のこんな勇姿が見られて本当に良かった。いやできれば来年も見たいもんなんですがね。FAはどうなるんでしょうか……。


3位になったとはいえゲーム差なし。まだ4試合残っており、予断を許さない状況ですが、2011年に最終戦で3位に滑り込んだ経験も糧になることでしょう。とにかく、最後まで応援するのみです。