屍鬼 第5話「第偽話」

なんて読むのかと一瞬悩みましたが、「第イツ話」ですかね。かなり苦しい気もしますが、それよりなにより本編です。


目が覚めると恵の姿はなく、徹の首に傷痕もなくて、胸をなでおろした夏野でしたが、それもつかの間、別れの言葉もなく、あまりにも突然に徹は亡くなってしまうのでした。分かっている展開とはいえ、あまりにも辛い。通夜の席での、徹の家族と夏野の悲しみが伝わってきて重いです。


で、そんな雰囲気を荒らしていた正雄。家族からも夏野からも武藤家からも糾弾されます。一体どうしたらこれだけいやな性格になってしまうのか、反面教師とすら思わせるひがみっぽさ。ある意味哀れですらありますが、犠牲になってもさっぱり悲しくないキャラであったのも事実ではありますね。


それにしても、木から降って来る柚木さん。前回の恵に続いて、アクロバティックな動きと表情で、なかなかに怖がらせてくれました。