魔法少女リリカルなのはA’s 第9話「クリスマス・イブ」

………………衝撃で言葉が出ません。「ナンダコレハ」という感覚がうずまいて、フェイト的に言えば頭がグルグルです。序盤、久々になのはの家族が出てきた平和な光景も、もはや夢のかなたのよう。
なのは達と守護騎士達の日常での遭遇、そこまでは前回の予告で推察できたでしょう。しかしながら、この急展開をどれほどの人が予測できたでしょうか。「悪魔で…いいよ」とまでの覚悟で止めにかかるなのは達を、嘲笑うかのような二人(!)の仮面の男の非道。シャマルが消え、シグナムが消え、ヴィータ、ザフィーラまで倒れる。そしてはやての変貌。急ながらも無理やり感は与えないギリギリのラインでの展開に、ただ見入るしかありませんでした。
ことここに至って何を語ることがありましょうか。タイトル語尾から「なの」も消え(今度は最終回に復活で願います)、シリアス一直線でクライマックスを突っ走る「熱血バトル魔法アクションアニメ」、リリカルなのはA’sを祈りを込めて視聴していく所存です。……正直一抹の不安もありますが、大丈夫であってください。



さて、少し落ち着きまして。上にも書きましたが、今回なのはの「悪魔で…いいよ」のセリフは前作「高町なのは、指示を無視して勝手な行動を取ります」に通じるヒットでした。良い子なんだけど、ただそれだけの少女ではないのです。もはや年齢には触れないことにしますが(笑)、生半可な覚悟で出てくる言葉ではないですよ。久しぶりに主人公らしい存在感でした。
それにしても仮面の男が変じたなのは、フェイトのなんと禍々しかったことか。はやての友人の姿をとってたぶらかそうとは、許せませんね。