魔法少女リリカルなのは 第7話「三人目の魔法使いなの?」

「やっぱりレベルの高い作りだなあ」とあらためて思わされた回でした。前半のなのはのお姉さんの練習風景は、朝の光が差し込む道場に静謐感と緊張感が感じられました。そして後半はフェイトと母親プレシアとのやりとり。虐待されながらも母親を信じようとするフェイトの姿が痛々しく、そんなフェイトを思うアルフも、なのはに対して見せる厳しさとは違うやさしさが印象的でした。これだとジュエルシードをただ「集める」だけのなのはよりも、フェイトに渡したくなってしまうくらいです。もっともそれではプレシアが何をするか分かったものではありませんけどね。
タイトルにもなった問題の魔法少年は最後に二人の前に登場。クロノ君ですか。てっきりまた女の子かと思ってましたが、良く見るとタイトルも「魔法使い」でしたしね。リンディさんの弟でしょうか? 突然時空艦やらなにやらが出てきたのは驚きましたが、考えてみれば最初も異世界の科学力はちょっと出ていましたので、何とか世界観の範囲内といたします。
「私が勝ったら……ただの甘ったれた子じゃないと分かってもらえたら、お話、聞いてくれる?」前回も垣間見せたなのはの強気な一面が現れたセリフでした。高町家の武道の血は争えないといったところでしょうか。勇ましいです。