魔法少女リリカルなのは 第12話「宿命が閉じるときなの」

色々とお約束的展開が詰め込まれた決戦模様。なのはのピンチをフェイトの魔法が救って、二人で力を合わせて強敵を倒して。分かっていてもやっぱりジーンと来ますねえ。

「本当の私を始めるために、今までの自分を終わらせよう」

前回大ショックで寝込んでしまったフェイトですが、意外にも早期復活。これまで散々プレシアに期待を裏切られていたので逆境に強いということもあるのかもしれませんが、やはりアルフとバルディッシュの存在が大きかったんだろうなあと感じられます。今回もフェイトの声にこたえるバルディッシュが例によってカッコよい。加えて挿入歌も決まってました。こういうとき歌が下手だったりすると台無しになってしまうものですが、そこはさすがでしたね。なのはと会って照れたように脇を向くフェイトの表情と、共闘の言葉に「うん、うんうんっ!」と何度もうなづくなのはの反応が素晴らしかったです。
戦いの方はアルハザードを目指したプレシアが、アリシアと共に次元断層に落ちていくことによって終結。結局、約束の地というのはプレシアのはかない幻想に過ぎなかったのでしょうか。それともまだ本当の終わりではないのか。そのへんは次回を見てみないと分かりませんが、覚悟はしていたにしろ最後まで自分の声が届かなかったことに、フェイトの悲しみはやはり深いものがあることでしょうね……。