planetarian ちいさなほしのゆめ 第3話「ゆめみの投影」

いやあ、素晴らしいなあ。予想と期待以上に出来が良いアニメに。あの地味な良作だったplanetarianが、こんな日の目を見る日が来ようとは。


今回はようやくの投影でしたが、本格的な星空描写と、ゆめみの解説に合わせた壮大なイメージ映像と音楽に、まるで本当にプラネタリウムに行ったかのような、否、むしろそれ以上の感動がありました。感涙ものです。ゲームでは難しいゆめみの身振り手振りはアニメの真骨頂でしたね。


さて、これで帰るかという主人公に、送っていくというゆめみ。なんだかんだいって別れられないのは少々お話の都合感がありますが、そこはそれ。


「正気か?」
「いいえ、少し壊れています」


ヒロインがロボットな作品の肝は、感情があるように見える魅力的なヒロインが、実は単なるプログラムにすぎない(かもしれない)という危うさにあると思うのですよ。本作はそのバランスが上手い、というか、たしか上手かったという記憶。残り2話も楽しみにしましょう。