マクロスΔ 第10話「閃光のAXIA」

メッサー中尉ぃぃ!


いや、察してはおりましたよ。キャラの立ち位置、そして前回からの流れからして、この辺で彼が退場してしまいそうな気配は濃厚でした。ただそれでも、この別れには涙せずにはいられません。


命の恩人であり、憧れの存在であるカナメの歌にのり、白騎士と激闘を繰り広げたメッサー。マクロス歴代で積み重ねてきた伝統の力か、空戦と歌のコンビネーションぶりは見事なものがありました。言葉抜きに両者の凄まじさが伝わる作画の説得力もさすが。また、ここで美雲とフレイヤがダウンしていることにより、「エースとしてのカナメ」を復活させているという構図が上手いです。美雲とフレイヤのダウンにしても、彼女たちの特殊性というか力、の強さを示している流れで意味を持たせてありますし。まあ、レイナとマキナは歌っても良いじゃないかというところではありますが、そこはそれ。


ただ、一歩力及ばず撃墜されるメッサー……。嗚呼。ハヤテやミラージュもさることながら、カナメの悲痛はいかばかりなことでしょうか。聡明な彼女のことですから、メッサーの気持ちに全く気づいていなかったということはないでしょう。辛いでしょうねえ。


僕としても、メッサーにはなんとか生き延びて欲しかった。ハヤテが「教官で満足できる男じゃねぇもんな」なんてフラグを立ててましたが、そんなのへし折って。いいじゃないですか、教官でもなんでも生きれれば。きっとカナメはそう言いたかったと思いますよ。せめてもの救いはクラゲの下でお礼を言えたということくらいでしょうか。せつなすぎます。