うたわれるもの 偽りの仮面 第20話「武人」

ヤマトとトゥスクルの戦も次第に苛烈に。要所でムネチカとベナウィが正面衝突する中、ハクは間道からの食料攻めを試みるのでした。


ふむ、いよいよ前作キャラも全面に出てきて面白いといえば面白い、のですが、せっかくの好設定なのに、「心の底から熱中できるほど面白い」というふうになってないのが残念。宣戦理由がはっきりしないのはさておくとしても、やはりクオンの立ち位置が中途半端で説明不足です。


「偽りの仮面」は原作未プレイなので断言はできませんが、クオンはやはりトゥスクルの姫なのでしょう。だからこそ自分の力で戦を終わらせようと思った。それは分からないでもないのですが、そのために取っている手段がなぜかヤマトの軍に入って手伝うことだったりする。ここがよく分からないんですよねえ。


今回にしても、普通にクロウによってハクやヤクトワルト、アトゥイが殺された可能性もあったわけですし、逆にあの爆発でクロウが死んでいてもおかしくなかった(というか、死んでないほうがおかしい)わけで、クオンにそれだけの覚悟があるのか、全然見えてきません。単純に「名前のあるキャラだから死なないだろう」という茶番に見えてきてしまう。むむむ。


残り数話で話がまとまるのかもちょっと心配になってきましたし、基本レベルは水準以上だけに、ここから持ち直して締めてほしいなあ。もし締まらなかったら原作買おうかな……。それはそれでありか。