灰と幻想のグリムガル 第7話「ゴブリンスレイヤーと呼ばれて」

いやあ、相変わらずレベル高い。毎回見入ってしまいます。

まずストーリーの丁寧さが良いです。重いメリイの過去話。それを受けてどう接してよいのか戸惑うパーテイ。ランタの言うことももっともで、辛い過去があったからといって、じゃあ無愛想で良いのかというそうでもないような気はするし、だからといって勝手に同情するのも違うような気がする。でも、そんな逡巡を、珍しく思い切って発言したシホルの言葉が打ち消してくれました。まずは自分たちのことを語ること。知ってもらうことから始めようと。

少しづつ縮まっていくメリイとの距離。でもそう簡単に打ち解けるというほどでもなく、一緒に食事にいって、でも笑顔は見られないという進展速度が今作らしいですね。そんな中、地道なレベルアップ、装備の強化も描かれ、描写の細かさが感じられます。

そして、ストーリーに説得力を持たせる作画の美しさ。１話から感嘆させられましたが、落ちませんねえ。今までTOHO animationにはあまり注目してなかったのですが、認識を改めないと。

このペースでこれからどういう話が進むのかわかりませんが、頑張る少年少女たちを、見ていて応援したくなる。そんな物語ですね。