終わりのセラフ 最終回

いろいろあってまとめきれるのか心配だった最終回ですが、なんとか締まった、という感じですかね。最後だけあって絵が綺麗でした。


グレンの鬼化、「終わりのセラフ」の発動、優の戦い。激闘の末に暮人の野望は一旦打ち砕かれる。4ヶ月後、帝鬼軍を離脱したシノアたちは何とか体制を立て直し、君月未来とグレンの奪還のため、立ち上がるのでした、と。


お話としては予想通り完結してはおらず、まだまだこれからというところでしたが、それでも区切りとしては悪く無かったかと。


ここ数回の感想としては、なんといっても優とミカの完全な再会ですかね。スタッフも力を入れた回だったようです。これまで人間の血を吸わずにいたミカが一体どうなるんだろうと思ってましたが、そうかあ、初めて吸うとしたら優以外ありえなかったんだなあと感心しました。それと、久々に会話した2人が遠慮せず、ちゃんと自分の思いをぶつけあっていたのが良かった。双方(特にミカの方)はかなり幻想込みで優に執着していた節もあったので、ここで腹を割ってお話しときませんとね。まどかとほむらにはこれができてなかったよなあ……。


クルルはやられてしまいましたが(生きてはいそう)、クローリーやフェリドはゆうゆう生き残り。特にクローリーは、今回あっさり倒されたとおもいきやケロリと復活で笑いました。無敵ですか。そして暮人も権限はそのまま無事なようで。しかしあれだけ無茶苦茶やってよく部下がついていきますよね。洗脳術でも使ってるんですか? 小説版読んだ時はそれなりに立派な人物かと思ってましたが、今回の行動はちょっと擁護しきれないものがある。ひょっとして彼も鬼に取り憑かれてるんでしょうか。目は赤くないけど。


アニメの出来としては、ところどころ作画とか演出が怪しい面もありましたが、全体的には面白かったと思います。ぜひ2期も、と言いたいところですが、原作ストックが無いようなので、まずは小説版のアニメ化を。普通に売れれば自然にそういう話になってくると思います(売れなければ、まあ、しゃーない)。