うたわれるもの 偽りの仮面 第1話「タタリ」

思い起こせば前作アニメより早9年。長年の沈黙を経ての第2作となったわけですが、さて、その出来やいかに? 前作はゲームプレイ後の視聴でしたが、今回は未プレイなので、新鮮な気持ちで楽しみたいと思います。


雪山で目覚めた主人公。例によって、と言うべきか記憶がありませんが、今回は仮面もありませんね。まあ、ハクオロさんの仮面は特別なのでそうそう続いても変ですが。ナウシカチックな虫に襲われたところを、少女・クオンに助けられます。ふむふむ、キャラデザのぱっと見はエルルゥに似ている感で、差別化がどんなものかと思ってましたが、こうして動いて喋っているのを見るとなかなかよいではないですか。


気立ての良さと薬師であるところはエルルゥを引き継いでいますが、活発さや保護者ぶるところはちゃんと別人ですね。少なくともエルルゥはお風呂を覗いたりしないでしょうし。ただ、語尾に「〜かな」をつけるのはちょっとこの世界では不自然な感も。別にそんなキャラ付けいらないと思うんですけどね。


水車を直して集落に馴染んでいきそうな主人公。名前は「ハク」とつけられました。どうも、ハクオロさんよりも千と千尋の神隠しを連想してしまうところではあります。旅籠に泊まっているということは、別にクオンの故郷というわけではなく、あくまで旅の途中によく寄る集落、程度の扱いかと思われますが、これからしばらく、この町での生活となるのかな?


絵も綺麗で、期待以上の1話でした。いまさら続編とか大丈夫かな、という不安もあったりしたのですが、これなら今後も楽しみ。


なお、勢いで録画してあった前作の最終回も見直し。やっぱり感動的。悲しい別れに涙涙でありますよ。今作では前作キャラのその後も出てくるようなので、そこも期待です。