PITCHf/xがなにげにNPBデビュー

PITCHf/xデータをテレビ中継で利用いたします(データスタジアム)


一体いつになったら日本に導入されるのかと首を長くしていたPITCHf/xが、とうとうNHK放送でお目見え。初戦は見逃したのですが、こちらの記事で知ってあわてて注目してみました。


おお、確かにボールカウントの上にニョキッと長方形が乗ってますね。NHKさんGJです。ベース上から外れた(とシステム的には判断される)投球でも、ストライク判定されるという構図が結構新鮮。逆に、ストライクゾーンでもボール判定だったり。厳密に言えば誤審じゃないのか、という話になりそうですが、文字通りの機械的な判定と、長年の慣習で培われてきたゾーンの折り合いを付けるのは、一朝一夕では難しいでしょう。どうなりますやら。いや、それ以前にもっとPITCHf/x普及してくれという話なんですが。


おそらく、厳密にルール通りにストライクを取ると、カーブ投手が猛威をふるうと思うんですよね。大抵の打者はバッターボックスの後ろ側に立ってますから、ホームベースの先端をかすめる程度にストライクゾーンを通る縦のカーブは打ちようが無いでしょう。だからといって前に出ると、今度はストレートに振り遅れる。無敵っぽいですね。でも、現状ではそんなカーブはボール判定。ううむ、ゲームバランスのためにはやむを得ないのか……。


究極的には、機械ですべて判定するという野球もちょっと見てみたくはあるのですが、その暁には、ストライクゾーンのルールから改定が必要かもです。