アイドルマスター シンデレラガールズ 第23話「Glass Slippers.」

連休を利用してここ3週間ほど溜まったアニメを消化してます。最初は土日だけで終わるかと思ってたんですが、思いの外時間がかかる。まあ、空き時間を全部アニメに消費してるわけでもないんですが。そんなこんなで主観的には久々のデレマスでした。なんとか最新話まで追いついた。


ここに来て戸惑い、立ち止まってしまう卯月のエピソード。特にミスをしたわけでもないのになんで、という疑問も生じるところですが、彼女はアイドルになりたいとずっと努力し、シンデレラプロジェクトで憧れのアイドルになれて、CDデビューやライブやテレビにも出て、一種の燃え尽き症候群的なところがあったのでしょう。そのうえで、周囲の人達がさらに上のステージを目指そうとしている。そんな中で自信を失ってしまったのですね。


自分でも気づかないうちに、少しづつ心のバランスを崩し、それを解消しようと自ら養成所でのレッスンに戻りますが、これは卯月的には「初心に戻って努力しよう」という名分であっても、実は退行逃避に他ならないのでした。多分あのまま放って置かれたら、きっといつまでたっても「自信」はつかなかったでしょう。そこをちゃんと凛と未央が連れだしてくれるのでホッとします。


そして、1話と対象になるかのような公園でのシーン。


「怖いよ……」
「笑うなんて、誰でも出来るもん!」


ここのところの卯月のつぶやきと叫びはゾクゾクと来るものがありました。今作屈指の名シーンと言えましょう。卯月の笑顔は確かに彼女の魅力であり、多くの人を支えてきたはずなのですが(そして、それを最初は自分でも分かっていたはずなのですが)、いつしか忘れてしまっていたのか。これまでずっと、丁寧語だった口調が変わったのも、彼女の本心を出しているという様子が伝わって、胸に迫りましたね。


これですべての問題が解決したわけではないものの、ニュージェネレーションズの結束が固まったのと、卯月がまた前を向こうとしたことまではたしか。ラストには彼女の心からの笑顔を見たいものです。……って、ここで2回も飛び飛びに特別番組とか。さすがにこれは予定通りのスケジュールとは思えず、万策尽きちゃってるんですかねえ……。