蒼き鋼のアルペジオ

12話まで視聴終了。面白かったです。


「霧」の艦であったイオナたちが航路を通じて自らの意志を獲得していく物語。バトルの迫力も十分でしたし、イオナをはじめとしたキャラクターも魅力的でした。「振動弾頭をアメリカに届けに行く」というシンプルな筋立ても、1クールという尺を考えれば正解でしょう。さすがにシンプル過ぎて、良く考えるとクルーの紹介とか群像の父親がどうしたとかは影に消えてる感もありますが、まあしょうがないか。原作はマンガのようなので、そちらではもう少し幅の広いストーリーになっているのかもしれませんね(と思ったら、どうも原作とアニメはかなり別物らしい。ふむ、興味深いです)。


まあしかし、とにもかくにもイオナが可愛い。それに尽きるような気もします。群像との信頼関係は微笑ましいですが、恋愛にはならない程度にとどめているのも好印象。こういう、自我を持った機械(というか人間じゃない者)の話は好みなんです。彼女たちの話の続きも見たいものですなあ。これは劇場版見ないとなるまいか。


それと、本作の特徴はセルアニメ風の3Dアニメだということ。実は見ている間は情報を封じていたので、2Dなのか3Dなのか迷ってたんですが、やっぱり全部3Dだったんですね。感心。さすがに動きが良く、日本アニメの将来はこの方向でも良いよなあ、と思わされました。